【MCTオイルと環境破壊】パームヤシは危険?ココヤシとの違い|おすすめ3選


- MCTオイルのえらびかたは?
- パームヤシ由来は危険?
- 安心できる商品は?
MCTオイルには、ココヤシ由来とパームヤシ由来があることを知っていますか?
- ココヤシ由来とパームヤシ由来のちがい
- おすすめのMCTオイル

この記事を読むことで、ココヤシ由来とパームヤシ由来のちがいがわかり、えらぶべきMCTオイルがわかります!
さきにまとめです。
- ココヤシ由来とパームヤシ由来の成分は同じ
- パームヤシのほうが安い
- パームヤシは環境破壊が問題
- 持続可能なパームヤシの生産が必要
MCTオイルとは

MCTオイルは、ココナッツオイルやパームオイルから抽出されるオイルの一種です。
MCTは「Medium Chain Triglyceride」の略で、日本語では「中鎖脂肪酸」といいます。



ココヤシとは


南国といったらヤシの木のイメージですね。
ココヤシ(ココ椰子、ヤシの木)は湿度が高く、温暖な気候を好むため、海岸沿いや島々などの熱帯の地域でよく見られます。
ココヤシは貴重な資源
- ココナッツの果肉(ナタデココ)
- ココナッツミルク
- ココナッツオイル(調理油、化粧品、石鹸)
- ココナッツの殻(容器、細工物)
- ココヤシの幹(建築材料や家具)
- ココヤシの葉(屋根、敷物、カゴ)
- 海岸線の保護(ハリケーンや津波を防ぐ)
一般的なココヤシの寿命は30年〜80年以上で、100年を超えるものもあります。ココヤシは恵みをもたらす持続可能な資源です。

ひとびとだけでなく、その土地も豊かにしてくれます。
パームヤシとは

パームヤシ(アブラヤシ)は熱帯や亜熱帯地域に生息する、独特な見た目が特徴の植物です。
- パーム油(ポテチ、マーガリンなど)
- 化粧品
- 洗剤
- 石鹸
- 景観・庭園造り
- バイオ燃料
パーム油は世界で一番多く使われている植物油です。パンや、ポテトチップスなどの加工食品だけでなく、洗剤やシャンプーにも使用されています。
パーム核油とパーム油のちがい

「パーム」と聞くとカラダに悪いイメージがあるかもしれませんが、それはポテチやマーガリンなどにつかわれている「パーム油」です。

パーム核油とパーム油は別物です。
MCTオイルにつかわれているのは「パーム核油」です。

パームヤシの種子からとれる油
- パームヤシの果肉からとれる油
- ポテチ、マーガリン、洗剤、菓子パン、カップ麺、揚げ物など


ココヤシとパームヤシの違い

大前提として、MCTオイルはココヤシ由来、パームヤシ由来に分けられます。
表でまとめてみました。
ココヤシ由来 | パームヤシ由来 | |
---|---|---|
成分 | 成分は同じ | |
製造 | ココヤシは寿命が長いため、大量の土地を必要としない。 | ・熱帯林の大量伐採 ・森林火災のリスク ・焼き払うため煙害 ・大量生産ができる |
値段 | やや高い | 安い |
【重要】成分は同じ

なんと、ココヤシ由来とパームヤシ由来のMCTオイルの成分は同じです!
しかも、パームヤシのほうが安い!

ココヤシ由来のMCTオイルを選ぶ理由がありません…
お待たせしました、やっと本題です。
パームヤシの環境破壊が問題


おおきなちがいは、パームヤシの製造過程に「環境破壊」があることです。
- 劣化が早いためヤシ園の近くに工場が必要。
- 農園・工場をつくるため大量の熱帯林が伐採・焼き払われている。
- 焼き払うときの煙が煙害をもたらしている。
- 土地整備で、泥炭地が大量の温室効果ガスを放出する。
- 泥炭地は火災リスクが多く森林火災の原因に。
- 野生動物の命が削られている。(特にオランウータン)
- 地域社会への悪影響(土地の奪取、低賃金・劣悪労働)
パームヤシがつかわれる理由

環境や地域社会に悪影響なのに、どうしてパームヤシは世界中でつかわれているのでしょうか?
- いろんな用途につかえる
- 年間を通して収穫できる
- 収穫時期が約20年以上続く
- ほかの植物油より生産効率が高い
- 広い土地がある(熱帯・亜熱帯地域)

パームヤシの生産性の高さが理由です。
パームヤシがわるいわけではない

パームヤシをやめてココヤシだけにすると、いろんな問題が発生します。
- パームヤシより生産性の高い植物はない
- さらなる土地や森林伐採が必要
- 食品、洗剤などが値上がりする
- 企業、社員が生活できない

パームヤシがわるいわけではありません。パームヤシの生産過程に問題があるのです。
むしろ、生産性の高いパームヤシを上手につかえれば、これほどステキなことはありません。
我々にできること
この問題を解決するために、パーム油の認証制度「RSPO」ができました。
持続可能なパーム油を生産するための規則や基準をクリアすると「RSPOマーク」の認証を受けることができます。

「RSPOマーク」がついた製品はまだすくないですが、消費者である私たちの行動が求められています。

この記事では、ココヤシの応援も兼ねて、100%ココヤシ由来のMCTオイルを紹介します!
ココヤシ由来のおすすめMCTオイル3選


- 100%ココナッツ由来
- 品質の高いC8、C10を抽出
- 化学溶剤未使用
- 各種メディアでの紹介実績
- 各種サイトで売上No.1
- 母体は仙台を代表する醸造元「勝山酒造株式会社」で約320年の歴史
- 宮城調理製菓専門学校や飲食店舗も運営

- 100%ココヤシ由来
- 品質の高いC8(60%)、C10(40%)を抽出
- 完全無添加
- 安心の国内製造(群馬県の工場)
- バターコーヒー専用MCTオイル
- バターコーヒー以外もOK
- オシャレ・シンプル


- 100%ココヤシ由来
- 最高品質のC8のみを抽出
- 化学溶剤未使用
まとめ

- ココヤシ由来とパームヤシ由来の成分は同じ
- パームヤシのほうが安い
- パームヤシは環境破壊が問題
- 持続可能なパームヤシの生産が必要
勘違いしないで欲しいのは、パームヤシがわるいわけではないということです。

あなたや家族が口にしているものの裏側には、たくさんの問題があるということを知っていただければなによりです。
ありがとうございました!